植毛とは何ですか？育毛や増毛との根本的な違いはコレ！

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植毛とは何ですか？育毛や増毛との根本的な違いはコレ！

薄毛や抜け毛などの問題を解決するために育毛剤や内服薬を服用している方も多いと思われますが、「植毛」という解決策もあります。植毛とは、毛を頭皮に直接植え込む増毛法なのですが、植える毛髪は「自毛」と「人工毛」の2種類があります。自毛を植える「自毛植毛」は、基本的に男性型脱毛症（AGA）の影響を受けにくい後頭部や側頭部の毛髪を採取して、自身の毛髪が薄い部分に移植していく植毛法で、採取する際にメスを使用するFUT法とメスを使用しないFUE法があります。自毛植毛行って移植した毛髪というのは、一度生着してしまえば普通の毛髪と全く同じです。そのため、移植した毛髪は毛周期に従って生えたり抜けたりを繰り返します。また、毛髪の色や髪質なども既存の毛髪と何ら変わることは無いので、周囲が白髪になれば移植した毛髪も白髪になり、とても自然な仕上がりになるという特徴があります。しかし、移植した毛髪というのはすぐに抜け落ちてしまうため、毛周期に従って生えてくるまでに3～4ヶ月の期間を要し、効果を実感するまでには1年程度待つ必要があります。一回の移植のために採取する毛髪の量というのにも限界があるため、広範囲や密度の高い植毛を希望する場合には、複数回の植毛手術が必要になってきます。また、メスを使用するFUT法の場合には、採取の際に頭皮を切り取るため、傷跡が残ってしまうというデメリットがあります。しかし、メスを使用しないFUE法の場合は、傷跡が残る事はほとんどありません。合成繊維で作られた人工毛を植える「人工毛植毛」は、植える毛髪の長さや本数を自由に決めることが出来るため、自分の思い描いていた通りのヘアスタイルにすることが可能なのですが、そのデメリットがかなり気になります。人工物を体内に埋め込むと拒絶反応が起きてしまい、人工毛を異物と判断し外に追い出してしまいます。そのため、人工毛は抜け落ちてしまいますので、同様のボリュームを維持しようと考えるなら年に1～2回の定期メンテナンスが必要になってきます。さらに、人工毛を植えることにより、頭皮は雑菌に感染しやすくなってしまうため、かゆみや炎症、化膿などの症状が出る可能性もあります。酷い場合には自毛にも影響を与えてしまい、周囲の髪が生えなくなるといった事態も想定されます。このようなことが原因で、アメリカでは人工植毛が禁止されているのです。このように、植毛には「自毛植毛」と「人工毛植毛」の2種類があり、それぞれに違った特徴があります。実際に植毛を考える際には、お互いの特徴をよく理解した上で検討するのが大切だと思われます。