植毛したその後の生活は？～術後の経過について語ります～

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植毛したその後の生活は？～術後の経過について語ります～

自毛植毛手術をうけたその後は、当日に帰宅することも可能です。ただし、麻酔の効果が残っているとふらつきが出る危険性があるので、車の運転などは避けるように医師から指示されます。翌日に頭皮の消毒を行います。縫合をする手術であれば、10?14日後に抜糸を行います。それから半年くらい経ったら、経過確認のために再び受診します。植毛のその後でよく聞かれるデメリットとして、「ショックロス」があります。植毛部位だけではなく、違う髪の毛まで抜けてしまう現象です。手術を受けた人の20％に起こる可能性がある症状で、原因ははっきりしていませんが、ドナー採取、麻酔、移植した部位のまわりの毛根がダメージを受ける、植毛密度が高すぎて血行が悪くなる、などが原因ではないかと考えられています。これだけみると心配になりますが、ショックロスは一時的な副作用で、しばらく経つと発毛が見られるケースがほとんどです。また、すべての人に起こるわけではありません。ショックロスは術後1ヶ月程度で発生することがありますが、これはヘアサイクルの流れで毛根が休止期に入ったために、一時的に抜け落ちるというだけです。健常な頭皮でもヘアサイクルは成長期、退行期、休止期、の3つで回っています。たまたま術後に休止期に入ってしまったために、髪が抜け落ちてしまうように感じるだけです。どうしてもショックロスを避けたいならば、ほかの毛髪を維持するためのメソセラピー（注射器で医薬品を注入する療法）を合わせて行ってくれるクリニックを利用するという方法もあります。自毛植毛の後には基本的にメンテナンスは必要ありません。増毛の場合には1ヶ月に1度メンテナンスを受ける必要がありますが、こちらは不要です。洗髪に関しては、手術翌日の消毒後には行っても良いとされていますが、力を入れて洗ってしまうと移植した毛が抜け落ちてしまうことがあるので、気をつけましょう。だいたい1週間くらい経てば普通の生活できるようになります。手術から1週間は注意深く生活する必要がありますが、そこから先は特別気をつける必要はありません。ただ、もし頭皮の状態が思わしくない、傷の治りが遅い、などの不具合が出たら、我慢せずに手術を受けたクリニックを受診したほうが良いです。また、術後に痛みがひかない場合には、鎮痛剤などの外用薬を処方してくれるところもあります。痛みは手術当日の夜?翌朝がピークとされています。