植毛の効果が分かるまでの日数|髪が成長するまでの道のり
自毛植毛は、自分の健康な髪の毛を皮膚ごと採取して、薄毛が進行している部位に移植していく方法です。移植するドナー採取は男性ホルモンの影響を受けにくい後頭部から採取し、移植してももともとの部位の性質を受け継ぐため、今来なら頭頂部や生え際などの男性ホルモンの影響を受けやすい場所に移植しても髪を生やすことが期待できます。自毛植毛において気になるのは、術後どのくらいの日数を経て回復していくのかということではないでしょうか。傷跡が目立たなくなるまでの日数は、手術の内容によっても異なってきます。自毛植毛には大きく分けてメスを使用する手術であるFUT法と、メスを使用しないで行うFUE法、あるいはダイレクト法があります。最も一般的なのはFUT法で、後頭部を切開し帯状に皮膚組織を採取して、それをいくつかの株に切り分けたあと、移植したい部分に切り込みを入れながら株を埋め込んでいきます。採取した部分は上下の皮膚を縫合しますが、2ミリほどの線状の傷跡が残ります。縫合した傷跡は、2~3ヶ月ほどは赤みが残りますが、半年も過ぎれば落ち着き、1年経つとほとんど目立たなくなっていきます。完全に傷跡が消えるわけではありませんが、坊主頭や刈り上げたヘアスタイルなど、極端に短い髪でなければほとんど目立つことがありません。一方、メスを使用しないFUE法は、メスは使わない代わりに直径1ミリ以下の吸引パンチを使用して直接当否から株を採取していきます。そして、移植したい場所に小さな穴を開けながら株を埋め込んでいくという方法です。FUT法と比べて切開することがないのと、埋め込む時の穴をほんの小さくて済むので回復も早く傷跡もFUT法より確実に目立たないことが特徴です。しかし、FUE法は機械で行っていくので、経験不足の医師が行うと傷が目立って残る可能性もあるので注意が必要です。技術力に大きく左右されるので、FUE法での植毛を受けるのであればクリニックを選ぶ際には慎重に決めることをおすすめします。どちらの方法であっても手術後2日間は包帯をしなければいけならず、さすがに包帯は目立つので多くの移植経験者はニット帽などで隠すようです。また、術後2日経てば翌日からシャンプーでの洗髪も可能になります。私服で仕事ができる会社ならニット帽をしていても問題はありませんが、ほとんどの会社が制服やスーツなどで仕事をするのが一般的だと考えられます。そのため、手術の翌日に会社に行くよりも、有給休暇や3連休など術後翌日に休める日数が多い日に手術を受けた方がよいでしょう。
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