植毛にかかる時間はどれくらい？【植毛の流れと時間の目安】

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植毛にかかる時間はどれくらい？【植毛の流れと時間の目安】

植毛の手術を受けたい。しかしどの位時間がかかるのかわからない、そのような人も多いでしょう。実際には洗髪と消毒、ドナー採取部デザイン、麻酔、ドナー採取、縫合、株分け、消毒、手術部の麻酔、穴あけ、植毛、タイオーバー、包帯巻きという順番で手術が行われます。各作業にかかる時間は洗髪と消毒におよそ30分、ドナー採取部デザインに15分、麻酔をしてドナー(移植する、活発に細胞分裂をしている元気な毛根)の採取をするのに30分です。ドナーの採取は手作業で行う為、時間がかかります。その後に行う株分けは、先のドナー採取で取り出した毛と毛根を、移植する部位に応じてそれぞれ適切な毛髪数に分ける作業です。当然手作業で行う、非常に緻密な作業になるので、手術を受けている人はおよそ60分間は休憩となります。株分けも終わり、いよいよ植毛です。消毒、手術部麻酔、穴あけの一連の作業におよそ60分、植毛に60分、タイオーバー(手術部の固定)と固定部分の包帯巻きに15分かかります。以上の作業に必要な時間をすべて合計すると合計4時間30分、実際は以上のほかに事前に行った血液型や各種の検査結果をもとにしたカウンセリングやデザインの確認、そして手術に対しての説明があり、手術後には副作用を緩和させる薬の飲み方の説明や、生活の注意点、正しいシャンプーの方法などの説明があります。さらにその後2～3日は毛根の生着率を高めるためにガーゼや医療用のトレパンで固定する必要があります。そして、植毛した毛が伸び始めるのにはおよそ三か月から半年の期間を要します。毛が定着した時から伸び始めるわけではありません。植えた毛は、二週間から一か月の間に一度抜け落ちます。なぜなら、手術をすることによって毛根にある毛母細胞に供給される血液の量が変わり、ヘアサイクルにおける休止期に入るからです。そして、二か月から三か月の間で毛母細胞の休止期は終わり、また毛が作られ始めるのです。ただ、その頃に作られる髪は毛自体の細さが丁度産毛の太さです。その為に髪の毛がしっかりとしたボリュームを持ち、髪が濃くなってきたと感じられるためには半年ほどの期間が必要になります。しかし、ゆっくりと生えることによるメリットも否めません。なぜなら、より自然に髪が増えるように感じられるからです。以上のことを総合して考えると、・手術は１日で済むが、その後2～3日は髪の保護が必要。・その後数週間で一旦全て抜けるが半年くらいでボリュームのある髪になるということです。